2-6. 大陸濃度分布

ディオネア大陸のトリフォス濃度は、地形と地質活動の分布を忠実に反映している。

大陸別地域濃度(概略)

地域 地形 濃度(a.u.) 魔法適性
ヴァルナ・カタラ山脈(山頂・温泉帯) 高山・火山性 0.7〜0.9 複合属性まで可能
東部湿潤地帯・河川網 河川・湿地 0.4〜0.6 基本属性全般
東端海岸・島嶼群 海岸・浅海 0.3〜0.5 基本属性可能
西部砂漠(アザラ砂海) 砂漠・乾燥地 0.1〜0.3 上級者のみ実用的
深海域(大陸周縁部) 深海 1.0〜1.2 到達不可・即致死
極北 高緯度凍土 0.05〜0.1 ほぼ使用不可

山脈が大陸の「背骨」であること——これは単なる地理的特徴ではない。中央を縦断するヴァルナ・カタラ山脈は、深海から持ち上げられた地殻が地表に露出した場所であり、トリフォスの最大の「供給源」でもある。

山脈を挟んで東と西で文明の発展が大きく異なるのは、この濃度差が直接の原因のひとつだ。東側は豊富なトリフォスと河川に支えられた農耕・水利文明を発展させ、西側は低濃度環境での生存戦略として移動・加工・交易に特化した文化を育んだ。

ディオネア大陸トリフォス濃度分布マップ

保存・輸送に関する注意

トリフォスは「準安定」な粒子であり、常に分解・拡散しようとする。低温環境では拡散が抑制され保存が延びるが、常温に戻すと再び拡散が始まる。通常の容器では数時間で失活する。

トリフォス保存に使用できる素材は限られる。

素材 保持能力 有効期間 備考
一般容器 ほぼ不可 数時間 すぐ拡散
塩晶核 数週間 フレズヴェル王国独自技術。潮解性崩壊で劣化
魔石(MBP-C) 数ヶ月〜1年 生物濃縮で生成。比較的安定

星銀はトリフォスを保存できない。 星銀はトリフォスとの反応を「媒介」する触媒であり、 トリフォスを容器に入れた瞬間に反応が進んで消失する。星銀製容器への充填は不可。

なお、魔石(MBP-C)は凍結と復温を繰り返すと微細クラックが生じることがある。 その場合、復温直後にトリフォスが一時的に急放散する(事故・昏倒の原因となりうる)。